World Chronicle / Battle Record 007

ウラvsマリーナ

ウラウラ・エインズワース
VS
マリーナマリーナ・キップ

リハーナイン中立国 ローレンス城内 フローラ「大変だよフィオ!大変!」 フィオーレ「どうしたんですか姫様。」 フローラ「マリちゃんがウラに決闘を申し込んだんだって!!!」 フィオーレ「ええ?」 ◆ ◆ ◆ ローレンス城内 中央広場 マリーナ「前からあんたの存在は気にしてたの…

Compiled Battle Record

導入と決着

戦闘記録 007

導入

リハーナイン中立国 ローレンス城内

フローラ「大変だよフィオ!大変!」
フィオーレ「どうしたんですか姫様。」
フローラ「マリちゃんがウラに決闘を申し込んだんだって!!!」
フィオーレ「ええ?」

◆ ◆ ◆

ローレンス城内 中央広場

マリーナ「前からあんたの存在は気にしてたのよ!可愛くないし!」
ウラ「すみません・・・言ってる意味が分からないのですが・・・」
マリーナ「あんた凄腕の傭兵なんでしょっ!!」
ウラ「凄腕かどうかはわかりませんが傭兵です・・・。」
マリーナ「姫様と護衛隊長に買われて戦術顧問?私は認めてないわよ!」
ウラ「はあ・・・。私も急に言われたので・・・。」

そこにフローラとフィオーレが入ってきた。

フローラ「待った待ったぁ!駄目だよケンカしちゃ。」
フィオーレ「そうですよ。姫様の指示なので解散してください。」
マリーナはウサギの耳をつんつんに立てて怒っている。
マリーナ「何言ってんの!私は将軍なのよ!この女の剣技を確かめる義務があるわ!
 大体フィオ!あんた何また勝手に私抜きで決めてんのよ!」
フィオーレ「いや・・・まあ・・・姫様が言ったので・・・。」
マリーナ「だったら私に先に言いに来なさいよ!」
フィオーレ「その時はマリーナさん、出征してましたから。」
マリーナ「!!!!っ !!!!っ !!!!っでしょっ!」
何言ってるかわからない。
フローラ「マリちゃん落ち着いて落ち着いて。悪かったよぅ。」
ごちゃごちゃごちゃごちゃ収拾がつきそうにない。

その様子を見ていたウラが会話に割り込んできた。
ウラ「あのう・・・。いいですか」
マリーナ「なによ!」
ウラ「私も傭兵としてお世話になっており、戦術顧問ということで拝命したので
マリーナ将軍の言う通り実力を見ていただくのもいいかと思うんです。」
マリーナはにやりと笑った。
マリーナ「ふふ、そうよ。私にはあなたの実力を見る義務があるわ。
 もし私が勝ったらあなたには私の傘下で可愛い熊の格好をしてもらうわ。
 ムキムキして体も大きいからちょうどいいでしょ。」
フローラ&フィオーレ「マリーナが負けたらどうするの?(するんですか?)」
マリーナ「へ?」
フローラ&フィオーレ「だって不公平でしょー。(でしょ。)」
マリーナ「え?・・・私将軍・・・」
フィオーレ「ほら、何も考えてないんですね。」
マリーナ「うるさいうるさいうるさい!とにかくやるわよ!」
ウラ「わかりました。胸を借りるつもりで挑ませて頂きます!」
マリーナ「・・・そんなに本気出さなくていいからね・・・?」
フローラ&フィオーレ「ええーっ?」

決着

マリーナ「ほっ!やっ!ちょっ!ぴょんっ!とっ!」
マリーナの跳ねるような攻撃がウラに襲い掛かる。
あまりにも脈絡のない攻撃のため、ウラも防ぎきることができない。
ウラ「・・・さすがです将軍。動きが読めない・・・。」
マリーナ「当然よ!身勝手さだけは誰にも負けないんだから!」
フローラ&フィオ「それって良いことなの?」

ウラとマリーナは剣を交えながらお互いの実力を計っていた。
その時間が数十分経ったころ、マリーナの目つきが変化した。
マリーナ「あんたには力ではかなわないわね。ならば!」
マリーナは突進してきたウラの背後に瞬時に回りこみ
ウラの背中に鋭い斬撃を与えた。
ウラ「ぐっ・・・」
マリーナはすぐさま大きく距離を取った。
フィオ「さすが俊足のマリーナさんですね。反対にウラさんは超接近戦向きの重戦士ですね。」
立ち尽くしていたウラがマリーナのほうを振り返った。
ウラ「・・・嬉しいです!将軍!」
急にウラは目を輝かせた。
マリーナはその代わり映えにギョッとした。
マリーナ「な・・・なに?」
ウラは背中から流れる血を指に取り、眼前で眺めながらうっとりしている。
マリーナ「なんで・・・あんたうっとりしてんのよ」
ウラ「将軍が強いからですよ!」
マリーナ「は?」
ウラ「まだまだ行きますよ!将軍!」
ウラは何度もマリーナに対し突進していった。
それを何度もマリーナは僅差でかわしウラに小傷をつけていく。
時間が経つにつれウラはマリーナの動きに柔軟に対応し始め反撃を始めた。
マリーナは寸度のところでかろうじて躱す場面も増えていった。
その状態が何十分も続いた。
マリーナ「はぁ・・・はぁ・・・まだやるの?」
ウラ「何を言ってるんです!まだまだこれからですよ!」
マリーナは満身創痍に近い状態、ウラは姿こそボロボロだが気迫は十分だ。
フィオは隣のフローラを心配している。
フローラ「もうやめようよ・・・」
フローラがぼそっと呟いたのをフィオは聞き逃さなかった。

フィオは前にでて手を上げた。
フィオ「そこまでです。」
マリーナ「えっ?終わり。やったぁ。ふぃーっ」
ウラ「えっ?・・・」
フィオ「姫様が止めろとおっしゃってます。」
フローラ「・・・」
ウラ「どうしてですか?これからなのに!」
フィオ「ウラさん、あなたはこれ以上トランス状態になるべきではないと思います。」
ウラ「・・・」
フィオ「私は取り返しのつかない状況になるのを恐れています。ウラさんは戦いに没頭し過ぎです。」
ウラ「はい・・・」
フィオ「マリーナ」
マリーナ「なによ呼び捨てで」
フィオ「もとはと言えばお前が軽はずみな理由で戦いをけしかけたせいでこの騒ぎが起きた。
お前もウラもこの国の大事な戦士なんだ。」
マリーナ「なによ・・・偉そうに・・・」
フィオ「姫様・・・戻りましょうか」
フローラ「うん!」
ウラ「・・・」