World Chronicle / Battle Record 002

ルビーvsリリアーナ

ルビールビー・スフレイウェル
VS
リリアーナリリアーナ・トッティ

リリアーナ「あはは・・・。道を開けなさい・・・。 私の道をふさぐなら・・・容赦しないわよ・・・。」 セントロマノの西に位置する国、アイアンクラッド公国の アンビルタウンの住民たちは大パニックに陥った。 突如リリアーナ率いる聖騎士部隊が この町の国境を突破し、降伏を要求してき…

Compiled Battle Record

導入と決着

戦闘記録 002

導入

リリアーナ「あはは・・・。道を開けなさい・・・。
    私の道をふさぐなら・・・容赦しないわよ・・・。」
セントロマノの西に位置する国、アイアンクラッド公国の
アンビルタウンの住民たちは大パニックに陥った。
突如リリアーナ率いる聖騎士部隊が
この町の国境を突破し、降伏を要求してきたからだ。
抵抗すれば異教徒と認定し、捕縛、そして教皇審判にかける、と。

街中を闊歩するセントロマノの部隊・・・
住居に侵入しては手あたり次第に
セントロマノ教皇への忠誠を確認し、
拒否すれば連行するという横暴・・・
抵抗する住民には暴力を振るう・・・
アンビルタウンの住民は
何が起きているのか理解が出来なかった。

一人の女が部下に連行されてきた。
「リリアーナ様・・・この者はセントロマノが異教徒と
認定している教典を所有しておるようです。」
リリアーナ「へえ・・・」
ガッ!
リリアーナはその女の足を引っかけて転倒させた。
「あっ・・・」
ズガッ
リリアーナは女の背中を甲殻ブーツで踏みつけた。
リリアーナ「ダメでしょ・・・セントロマノ教皇を
冒涜するようなことをしてわあぁぁぁ・・・」
リリアーナは語気を強めながら力を込めた。
「あっ・・・あああっ・・・」
ブーツがミシミシとめり込む痛みで女は声を上げた。

その時だった。大量の酒瓶が空中を舞った・・・。
バリンッ、バリンッ、バシャッ、バシャッ・・・。
あたり一面、鼻を突くアルコールの臭いが充満した。
リリアーナ「なんだこれは!臭っ・・・。」

(あらぁ、すっごく楽しそうだったから血気祝いに
強ーいお酒をプレゼントしたんだけどぉ・・・?)

リリアーナが声の方向に顔を向けると屋根の上に立つ
赤髪ショートカットの女がいた。

リリアーナ「なんだ貴様っ・・・。くっ・・・。臭いがっ・・・。」
リリアーナが降りかかった酒とその匂いに戸惑っている間に、
赤髪の女はリリアーナの前で蹲っていた女を素早い動きで介抱した。
そして少し離れた場所で、行きなさい・・・、と声をかけて促した。

リリアーナ「貴様・・・逆らうのか?何者だ・・・。」
「私は色輪の騎士ルビーっていうの。よろしくね。」
リリアーナ「!貴様が・・・。オフェリアが言っていた我らの敵対者・・・。」
ルビー「あなた・・・濡れた前髪がとってもオシャレよ。酒が滴るいい女ね。」
リリアーナ「ふざけるな!この屈辱・・・貴様を八つ裂きにすることで晴らさせてもらうぞ!」
ルビー「あら怖い・・・。楽しくお酒を酌み交わすのは無理かしら?」
リリアーナ「舐めるな!貴様はここで私に倒されるのだ!」
ルビー「ふぅ・・・しょうがないわね・・・じゃあ、晩酌のつまみになってもらいますか!」
ルビーの目つきが厳しくなりあたりの空気が一変した。
リリアーナ「ふん!愚か者め!返り討ちにしてやる!」

決着

ルビーとリリアーナの戦いはお互いに近い実力ながらも
ルビーの剣技が勝り優勢だった。

ルビー「待て~!!!」
リリアーナ「ちっ!しつこい奴め!これでも食らえ!」
リリアーナが持っていた剣を思いっきり投げつけた。
ルビーはその行動に一瞬戸惑い飛んできた剣を払った。
そのルビーの一瞬のスキを狙い、
リリアーナは懐から取り出したボーガンでルビーの足を狙撃した。
ルビー「ぐっ!・・・卑怯・・・このぉ・・・。」
ルビーは太ももに刺さったボーガンの矢をすぐに抜くと、
上着の袖を引きちぎり傷の上からきつく締めあげて止血した。
リリアーナは近づいていき落ちていた剣を持ち上げ
足を抑えて屈んでいるルビーの前に仁王立ちした。

リリアーナ「あはは・・・卑怯上等!油断したわね!形勢逆転ね!
      矢にはしっかりと痺れ薬を塗っている。
      その足ではもうお前に勝ち目はないわ。」
ルビー「そうかしら・・・?まだわからないわよ?」
ルビーは酒瓶を懐から出すと自分の足の傷に注ぎ、
そのまま口に持っていき一気飲みをした。
リリアーナ「・・・何をしている・・・?」
ルビー「このお酒は90%以上のアルコール度数なの。
私もこの酒を瓶で飲むと・・・何が何だか分からなくなってくるのよね。」
リリアーナは呆れた顔でルビーを見ている。
ルビー「ほらぁ・・・痛みもわかんなくなってきて良い気持ち・・・。」
リリアーナ「ふざけるな!止めを刺してやる。」
リリアーナは大きく剣を振りかぶってルビーに襲い掛かったが、
ルビーは後ろに迷い込みリリアーナを羽交い絞めにした。
リリアーナ「いつの間に・・・なっ、何をする!この酔っ払い!」
ルビー「あなた・・・。かわいい耳してるのね。はむ・・・」
リリアーナ「ひゃっ・・・き、きさまぁ・・・あっ」
ルビー「はむはむ・・・耳の裏にふーっ・・・あら、あなた・・・良い体してるわね・・・」
もみっ
リリアーナ「な・・・何をしている・・・〇すぞ!」
リリアーナは必死に振り切ってルビーを突き放した。
リリアーナ「な・・・なんて気持ち悪い奴だ・・・。」
ルビー「さあ第2ラウンドを始めましょぉ・・・あ、タンマ・・・。」
ルビーは路地の側溝に歩いて行った。
おえぇぇぇぇええぇ
リリアーナは呆れた顔で見ている。
リリアーナ「ふざけるなぁ!!!」
リリアーナがとびかかろうとしたときにふと気づいた。
あれ?剣は?ボーガンは?
ルビー「あ?これ探してる?」
ルビーは自分の手元にあるリリアーナの武器を見せた。
リリアーナ「き、きさまぁ・・・。返せ!」
リリアーナは剣とボーガンを大きく振りかぶり遠くに放り投げた。
ルビー「ダメ♪ここからは肉体だけの勝負よ♪
    来て・・・全身隅から隅まで愛撫してあげるぅ・・・」
ぞぞぞぞぞ
リリアーナ「きょ、今日のところは引き上げる!
      変態騎士ルビー!その名前覚えておくぞ!」
他の色輪の部隊により、すでにリリアーナ部隊は撤退をしていた。
リリアーナはルビーが追っかけてこないことを
ちらちら振り返って確認しながら逃げていった。
ルビー「あら・・・残念。」
ルビーはその場にぺたんと座り込んだ。
ルビー「なんてね。あぶなかったー。」